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ブログ記事|人間性とは何か-人間らしさを失うと動物的,情緒不安定になる
人間性とは何か-人間らしさを失うと動物的,情緒不安定になる
“ ありのままで ”の影響かも知れませんが「ありのままに生きる」などと言う人たちが現れました。これはとても危険なことです。
ありのままに生きることは、わがままや自分勝手など人間性の欠けた人間を助長します。人間性の高い人が“ 人間らしさ ”を“ ありのまま ”と言うのとはわけが違います。
人間はそもそも動物ですから、人間性(人間らしさ)を失うと動物的になります。殺人、レイプ、詐欺…自分勝手な理由でおこなわれる犯罪が、その証拠です。
人間性が問われる事件が多発する日本でも、今一度、人間性について考え直さなくてはいけない時に差し掛かっているのではないでしょうか。
人間性とは-人間らしさとは
人間性と言われても多義的な意味もあるため、一度、意味を読んで理解してください。(詳しくはリンク先をご覧ください)
人間性とは
・人間の人間であるゆえん,すなわち人間の普遍的本性の意であるが,人間らしさという価値的意味をもつ。
・人間特有の本性。人間として生まれつきそなえている性質。人間らしさ。
・人間を人間たらしめる本性。人間らしさ。
・人間の本性。人間らしさ。人間の事実上の特性をさすだけでなく、あるべき理想の姿をも意味する。
人間性とは、人間らしさのことでした。この反対の意味を動物的といいます。
動物的とは-人間らしい心を失った人間
“ 動物的 ”については、以下に意味を引用しておきます。
動物的とは
・動物の性質を持っているさま。また、人間らしい心がなく、動物のように本能だけで行動するさま。
・(人間が)動物としての本能をもっているさま。また,荒々しく粗暴なさま。
ここで注意してほしいのが、人間が動物的になると“ 人間らしい心がなく、動物のように本能だけで行動する ”ことです。
動物的な人間は情緒が不安定になる
“ 人間らしい心 ”ないと動物的な人間になることはわかりましたが、人間らしい心とはどのようなものでしょうか。
人間の心は情緒(事に触れて起こるさまざまの微妙な感情。また、その感情を起こさせる特殊な雰囲気。)、情動(喜び、悲しみ、怒り、恐怖、不安というような激しい感情の動き)により態度にあらわれます。
感情のコントロールができなくなると人間は情緒不安定になり、奇声をあげたり、暴力をふるうようになります…これが人間らしい心を失った状態だと思います。
自分の心の状態を知りたい人は、以下のセルフチェックをしてください。
自己実現理論にみる動物的な人間像
ビジネスに興味がある人は自己実現理論を知っていると思いますが、知らない人は先に以下のリンク先を読んでください。
人間の基本的欲求みると、低いほうから生理的欲求、安全の欲求、社会的欲求 / 所属と愛の欲求、承認(尊重)の欲求、自己実現の欲求となっています。
この中で、1番低い生理的欲求(生命維持のための食事・睡眠・排泄等の本能的・根源的な欲求。)をみると、動物レベル(一般的な動物がこのレベルを超えることはほとんどない。)となっています。
安全の欲求が脅かされると動物的になる
次に2番目に低い安全の欲求(安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。)ですが、これを満たせない人間が、1番低いところに落ちるため動物的な人間になります。
この理論から推察すると、不景気になると犯罪が増えると言われますが、安全の欲求が脅かされた人たちが生理的欲求を満たすために犯罪に手を染めていると考えられます。
これで犯罪がなくならないのは、異常者を除けば、1番低いところからはい上がれない動物的な人間がいるからだとわかりましたが、犯罪の状況を知って心が痛むのは、人間らしい心があるからです。
少し犯罪者の心理を解くような話になってしまいしたが、人間性(人間らしさ)の話に戻ります。
教育とお金の重要性と道徳教育の必要性
これまで人間性について考えてきましたが、犯罪の話で教育とお金が人間らしさを保つには必要なこともわかったのではないでしょうか。
教育がなければ、私たち人間は字が読めず言葉が理解できないため、人間性を失い動物的(空腹、怒り、欲求不満などで行動する)になります。
お金がなければ、私たちは欲求を満たせないため、人間性を失い動物的(空腹、怒り、欲求不満などで行動する)になります。
人間らしい心のバランスを保つために道徳など心の教育があります。心の教育が行われないと人間らしさを知ることができないため人間性を得ることもできません。
このように人間が人間性を得て、保つためには教育とお金が重要であり、道徳教育が必要になります。
人間らしく生きる-生きがいの創造
人間性(人間らしさ)については分かったと思いますが、それを生き方に反映するには、真理を理解し生きがいを創造する必要がありますので専門書を読んでください。
文章を読み進めていくうちに、癒されていくのを感じます。分かろうとして読むのではなく、感じる本だと思いました。特にこの著者が全ての思想において、否定もせず肯定もせずに自分に起こった真実だけを伝えています。すべての真理は自分の中にある。何がいいとか悪いとかいいとかそういう視点でものを言っていません。私はちょうど人生の岐路に立っていた時にこの本に出会って、余計な雑念が根こそぎそぎ落とされた感じです。
専門書を読むと人間らしさが堅苦しいことではないこともわかりますので、ぜひあなたの中にある真理を知ってください。
まとめ
人間性とは人間らしさのことでしたが、人間らしさを失うと動物的になり、犯罪に手を染めるようになります。
人間らしさを失わないためには、最低でも安全の欲求(安全性・経済的安定性・良い健康状態の維持・良い暮らしの水準、事故防止、保障の強固さなど、予測可能で秩序だった状態を得ようとする欲求。)を満たすことが必要でした。
また教育とお金が人間性を保つのに必要で、人間らしい心を保つのに道徳などの心の教育が必要でした。
教育を受けた人間は、異常者や 馬鹿な人間 でない限り、人間性(人間らしい心)を保つ(動物的な人間にならない)ために、お金を含め様々なことに対して葛藤が起きます。
葛藤は自分との戦いであり真理が求められるため生きがいを創造する必要もありました。人間性に問題がある人に周囲の人たちはなかなかついてきません。
人生を人間らしく生きたい人は専門書と他の記事も読んで人間性を高めてください。