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ブログ記事|成功経験から学ぶ、「なれるわけない」「できるわけない」を封じる方法
成功経験から学ぶ、「なれるわけない」「できるわけない」を封じる方法
お久しぶりのコラムコーナーです。
これまで散々自分の恥部をさらけ出してきた「失敗経験から学ぶ」コラムですが、ごく稀に成功したこともあったんだよ、ってことを今回は書いてみたいと思います。
Case.14からの幕間ストーリー
今回のお話は 前回の記事 から大分未来へワープしているので、その間のことを簡単に書いてみることにします。
前回の記事の最後でストレスが爆発し、入院することになったニト。
入院は 24時間寝顔が映せるカメラ付きというVIP待遇の部屋が用意され 、そこで2カ月ほどを過ごす。
退院後、元の職場に復帰する気満々だったものの、やんわりと退職を勧めらる。
ニト自身も冷静な判断ができない時期だったため、 言われるがまま退職決定 。
退院したものの、すぐに仕事を探せる状態でなく、約半年ほど自宅に引きこもって療養生活を送っていた。
半年後、ようやく仕事をしようかなという気になり、就職活動を開始。
数カ月で何とか臨時の仕事が見つかった。
しかし、この時家族の我慢がピークに達しており(ニトが怠けてるように見えてたため)、家族との喧嘩の末、
一人でアパートを借りて生活することになった。
臨時の仕事の割にはかなりの高待遇だったため、生活に困ることもなく平和な時期を過ごす。
しかし、良い時期は長くは続かないもの。
臨時の仕事ということで 1年で任期満了となり、再び無職となる。
無職となった私は、仲違いしていた家族と和解し、親と再び同居することになるのだった・・・。
Case.15 時には周りの声に耳を貸してはいけないこともある
再びニートになったニトには、ある野望が芽生え始めていた。
それは「 一人で稼げるようになりたい 」というもの。これが現在まで続く野望の始まりだった。
しかし、この当時は事業を開始できるようなお金は全然なかったため、すぐに野望を形にすることはできず、ひとまずもう一度就職をしなければならない。
ニトが目指したのは、とにかく 高い給料がもらえ、かつ長続きする仕事 。
10年、15年先を見据え、お金をためて起業する――。
これがニトの完璧かつ大胆なライフプランだった。
その最初に立ちはだかる壁、それは「 穴が開きまくりの履歴書でそんな待遇の良い職場で働けるのか?
」ということだった。
普通に考えて無理である。
そこで「高い給料、長続きする」という条件以外は全て切り捨て、全国各地条件に当てはまる仕事があればどこでも行く覚悟で就職活動を始めた。
それを見ていた知人の反応は冷ややかなものだった。
「そんなの絶対無理、ニトなら安いとこしか入れんよ」
「どうせ無理に決まってる、遊んでないでさっさと働け」
現実的な言葉の数々に心が折れそうになる。
しかし、ニトは 病気をした経験から仕事は妥協して選んではいけない と思っていた。
知人の言葉を適当に受け流しつつ、必死に就職活動に打ち込んだ。
そして、30歳直前にしてようやく1つの会社に内定が決まる。
ニトは最初の壁に見事打ち勝ったのだ!
しかし、この先に更に試練が待ち受けていることをこの時のニトは知るよしもなかった・・・。
「 他人のアドバイスは素直に聞くべき 」とよく言われます。
確かに多くの場面において他人のアドバイスはとても参考になりますし、そのアドバイスに従った結果事態が好転することもあります。
しかし、時に他人のアドバイスが癌になることもあると私は思います。
人は誰でも「 他人が自分と同じ価値観を持っていて欲しい
」と心のどこかで思っています。
そのため、自分の価値観と違うことをしている人を見ると許せなかったり、イライラしたりするのです。
中にはこの欲望が強すぎて、「自分ルール」の枠からはみ出た人を攻撃したりする人もいます(ニートは攻撃対象にされがちですよね)。
アドバイスの中には、こういった「自分の価値観を他人にも持って欲しい」という欲望が入ったものも多く含まれています。
やけに押しつけがましいアドバイスや説教になるアドバイスとかはその典型例です。
恐らく、例題で出てきた知人は「仕事は妥協して選ぶもの」という価値観を持っていたのだと思います。
そのため、私が妥協せずに仕事を探している姿が許せなかったのでしょう。
「どんな仕事でもやればいいじゃん」「やってみてから合うかどうか決めればいいじゃん」
もちろん、これはこれで間違いではないと思いますが、当時の私の価値観と相容れないものでした。
自分の価値観の根幹を崩そうとするアドバイスには無理に従う必要はありません。
それは、このアドバイスが言う側の欲望を叶えるための言葉であること、そしてそれで上手くいかなくても素知らぬ顔をされることからも明らかです。
なんでもかんでも他人のアドバイスに従っていると、フラフラと人生を彷徨うことになり、何か1つを極めることは難しいでしょうし、いざという時に他人の受け売りでは本当の力を発揮できません。
人になんと言われても譲れない部分を持っていれば、少々無理だと思えることも乗り越えることができるのです。
人生なんてほとんど運ゲーです。
他人の言葉に従っても、自分の思いに従ってもダメな時はダメ。
それならば後悔のないように自分の信じる道を進んだ方がいいんじゃないでしょうか?
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