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ブログ記事|「地方自治はどうあるべきか?」の正しい答え、正解はこれだ!

「地方自治はどうあるべきか?」の正しい答え、正解はこれだ!

地域活性化、地方創生…国や地域がいろいろな取り組みをしていますが、地方自治を知らない人が、いくら取り組んでも地域はよくなりません。現に地域がよくなる気配は一向になく、盛り上がっているかのように振る舞う、頭の中がお花畑のような人たちが出現する始末です。

「地方自治はどうあるべきか?」の正しい答え、正解はこれだ!


「地方自治はどうあるべきか?」の正しい答え、正解はこれだ!


このインタビューは一生ものだと思ったので、全部引用させていただきます。(新聞社さま、ご勘弁を
正直な話、ネットの記事とはいえ、貴重なものなので、消されでもしたら、たまらないわけです。
これほどまでに地方自治について、的確な回答をしているインタビューはないと思います。

みなさんも住んでいる地域の昔の写真や同級生との話のなかで、
地域が衰退している姿をみたり感じたりすることがあると思います。
衰退している地方の悲しい現実であるわけですが、なぜそうなってしまったのか知りたいですよね。

これから紹介する記事を読むと「地方自治はどうあるべきか?」の答えがでると思います。


地方自治、どうあるべきですか?


では、お読みください。
福島県矢祭町長 根本良一さん Q地方自治、どうあるべきですか?
 平成の大合併が一段落する一方、北海道夕張市が財政破たんするなど、4月の統一地方選を前に地方自治の在り方が厳しく問われています。全国初の「合併しない宣言」や、住基ネットへの不参加など、独自の町政で知られる福島県矢祭町の根本良一町長とともに、地方自治はどうあるべきかを考えてみました。 記者・豊田洋一

住民の立場で『考える葦』に
 豊田 矢祭町は、最近では全国から寄贈された本を収蔵する「もったいない図書館」を開館するなど、ユニークな町政で注目されていますが、これは裏返せば、ほかの市町村に特色がない証左でもあります。「根本町政」の哲学、原理原則は何でしょうか。

 根本 当たり前のことをしているだけなんです。公務員は努力せず、他動的で、税金をむさぼっている。私は、町民の立場から、それが見えるんですよ。公務員を全部なくして、全く別のものを育てないと、日本は駄目になる。町民は皆そう思っているし、日本中そう思っています。税金をみんなで食ってしまいましょうということが、日本にとって一番つらいことです。でも、公務員にはそれが何年たっても分からないんですよ。

 豊田 公務員はいつごろからそういう存在になったのですか。

 根本 明治時代からですよ。明治政府が統治のため使い走りに使った官僚・公務員という組織が、いつの間にか独り歩きを始めて、鵺(ぬえ)のような存在になってしまった。中国で言えば、宦官(かんがん)でしょうね。日本はまだ、そこまで落ちていませんが、志が低いんです。

 豊田 志の高い人もいるのではないですか。

 根本 そのレベルの問題です。全体を覆うものがどうしようもないところまで来ている。私は町の人から、町職員を尊敬しますという言葉を聞いたことがない。矢祭町ばかりではないですよ。これを直さないといけません。地方自治にとって正しいことは、住民の立場で考え、判断することです。町職員にそれがちゃんとできれば、私は言うことはありません。私が町長でなければ、町職員は楽でしょうがないでしょうね。

 豊田 失政のツケが住民に回ることは、夕張市を見ても明らかです。夕張市はどうして財政破たんを回避できなかったのでしょうか。

 根本 夕張市は、約十二万人という最多人口を記録した一九六〇年当時、職員が約四百人いましたが、人口一万七千人の今も、職員数はそれほど変わっていません。人口が多いときと同じように、職員に給料を払い、予算を組んで、揚げ句の果てには借金しながら、観光で飯を食いましょうなんて、何寝ぼけたことを言っているのかねぇ。四十近い観光施設を造って、六百億円の借金をつくった。その発想がまずい。他動的なんですよ。自ら耕して生産性を持って生きていかねばなりません。でも、夕張は一秒でよくなります。

 豊田 なぜですか。

 根本 夕張市が破たんして、給料が減らされると知ったら、職員は驚いて、勧奨退職でドッと辞めましたね。あれで決まりです。あの人たちがいなければできない行政の仕事なんて、何もないんですよ。人件費を減らせれば勝負はついたんです。辞めさせようとしても、地方公務員法で辞めさせるわけにいかないんですから。

 豊田 地方自治とは本来、自分たちの町のことは自分たちが決めることですが、中央集権的国家の日本では、地方が自立しようとしても、自分たちのことを決められません。このことがいろんな問題につながっているのではないでしょうか。

 根本 国が決めたことには無駄が多い。市町村合併は、その最たるものです。地方分権を掲げて合併に追い込み、素直に従えば、特例債で金をもらえるなんて。地方自治体は今、考える葦(あし)ではないんです。(国と地方の税財政を見直す)三位一体改革も邪道です。全国知事会も三兆円の税源移譲で妥協はすべきでなかった。なぜ三兆円なのか、積算根拠がない。地方分権といいながら、補助金システムをどうしようとか、起債をどうしようとか、そういう議論がありませんでした。

 豊田 矢祭町政の今後は。

 根本 役場は安っぽい仕事を抱え込み過ぎました。税金で仕事をするわけですから、経済行為でできるような仕事は当然、淘汰(とうた)されるべきです。地方自治体の形態、組織を新しい、本来あるべき姿に戻そうと思います。矢祭町は小さな地域ですが、壮大な実験をしていると自負しています。今後、自分が(町長として)やるかどうかは別にして、このレールに乗っかっていけば、半端でない町役場ができます。周辺自治体には自覚がありませんから、矢祭町が一歩抜きんでるには千載一遇のチャンスなんです。

出所: 東京新聞-2007年3月6日


まとめ


記事中で、根本さんが「当たり前のことをしているだけなんです。」と答えていましたが、
これは、高校卒業後に家具屋を経営したから、当たり前のことと言えるのだと思いました。

あなたの地域の首長(知事・市長・町長・村長)や議員などの政治家をみてください。
もしかすると公務員上がりがいたり、関係団体には天下りがいるかもしれません。
そうすると、税金をみんなで食ってしまいましょうということがおきます。

つまり、地域活性化も地方創生も税金の無駄遣いになるわけです。
関わる人が、税金をみんなで食ってしまいましょうとなれば、
頭の中がお花畑の人たちをつかまえ、取り組んでいるように振る舞えばいいだけです。

地域の人たちも、何かしていると思うわけで、
あとは関わった人たちが「頑張っている」と称えていれば、雰囲気ができあがります。
なんとも腹立たしいことですが、このような行為はまやかしですよね。

この記事を読んで「地方自治はどうあるべきか?」の正しい答え、
正解がわかった人は、地方自治にひそむ、まやかしを見抜けるのではないでしょうか。
2015/7/6 6:55:55

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