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ブログ記事|なぜ社会問題は発生するのか?馬鹿にされる前に知っておきたい話
なぜ社会問題は発生するのか?馬鹿にされる前に知っておきたい話
なぜ社会問題は起きるのか?知っておきたい本当の話
まち・ひと・しごと創生本部(首相官邸)で地方創生のPRがおこなわれています。
これは地域活性化の時と同じで、特に変わったことはありません。
しいて言えば、名前を変えて、各制度をおこない、民間サービスに入り込んできたと言えます。
過去、地域活性化は無数の失敗によって、税金の無駄遣いに終わり増税を加速化させました。
地方創生も同じで、増税を加速させています。
このような制度で公務員の業務を増やしているのですが、これも公務員が減らない理由のひとつです。
またプレミアム券やふるさと納税を利用する人がいることで、増税が正当化されていくことにもなっています。
最初に、プレミアム券とふるさと納税の話から紹介していきます。
日本の社会、世の中の仕組み、実はこうなっているんだと気づいてもらえれば幸いです。
プレミアム券を利用する人がいるほど増税がすすむ
プレミアム商品券 地方消費の呼び水か、ばらまきか
最初の訪問先は、今年度にプレミアム商品券を発行した秦野商工会議所(神奈川県秦野市)。専務理事の栗原政男さん(60)に発行の仕組みや狙いを尋ねた。
「消費者がお金を出して一定額の商品券を買うと地元でプレミアム分を上乗せした金額の買い物ができる商品券です」と説明を始めた。発行元は自治体や商工会議所など。秦野商議所は3回目となる今年度に1セット(500円券22枚つづり=1万1000円分)を1万円で販売。1人5セットまでの制限を設けて総額3億3千万円分を完売した。10%のプレミアムのうち8%分を秦野市、2%分を商議所が負担している。
出所:
日本経済新聞-2015/2/10付
このプレミアム券の問題点は記事中で指摘されていましたが、今後は下記の問題点が挙げられています。
「 国の交付金 を当て込んで地方が横並びでプレミアム率を高めたりすると来年に反動が起きるのは確実。交付金を活用するにせよ、あくまでも一時的な措置だと住民に丁寧に説明しないと混乱が起きる」と懸念する声は多い。
プレミアム券の仕組みをみてわかったと思いますが、国の交付金=税金でまかなわれています。
つまり、利用すればするほど、対策として“ 正しい ”と判断されることになるわけです。
このような考えが加速してしまうと、制度で地域活性化や地方創生をおこなえばよいということになります。
結果、公務員の業務が増え、人員増加を招き、増税が続いていくというストーリーが成り立ちます。
ふるさと納税をする人が増えると増税がすすむ
次はふるさと納税についてです…下記をお読みください。
ふるさと納税。豪華特典競争はどこまで進む?
ふるさと納税を実施する人の約半数は首都圏在住なので東京、神奈川、千葉、埼玉にとっては本来、納められるべき税金が流出してしまい、不公平感を募らせていますね。また、特産物を提供することで、地域の農業振興にメリットがあるとされていますが、実際にはいくつかの特定の個人農家に特産物の供給を頼っているケースもある。これは農業や産業ではなく、特定の個人が潤っているだけですからね。本当に地域振興にお金が活用される仕組みも必要なのではないでしょうか
出所:
ハーバー・ビジネス・オンライン-2014年12月22日
こちらも税金を利用しておこなわれている制度ですが、結局は公務員の業務負担を増やしています。
またプレミアム券と同じなのですが、特定の個人が潤っているだけという話のうえに、
先ほどと同じく、利用すれば公務員の業務が増え、人員増加を招き、増税が続いていくことになります。
増税の実態を知っておこう…本当はこのように使われている
財務省、自分たちの給料を上げるとは!! 何のための増税だ? 虚しくなる「財政再建」
45歳課長の年収が約1200万円—日本の国家公務員はピケティ教授もビックリの超高給取りだ。しかも最近はやりたい放題で、さらなる賃金アップを目論んでいる。ああ、公務員天国が帰ってきた。
月給もボーナスもアゲアゲ
「いやぁ、安倍(晋三総理)さんのおかげですよ。国民にたくさんおカネを使ってもらって経済を回す。そのために給料を上げようと旗を振ってくれたおかげで、私たち公務員の給料もどんどん上がっていくわけですから。『自民党様』のために、どんな徹夜残業でもこなしますよ」
ある現役キャリア官僚がこう語れば、別の中堅官僚もこう続ける。
「民主党政権時代には公務員批判ばかりで、働く意欲すら失っていました。でも、安倍さんが政権をとってからは、まさに『官の復権』。こっそり天下りも復活させてくれているし、なにより月給とボーナスが上がるのが嬉しい。株価同様に、この勢いでもっと給料を『爆上げ』して欲しい」
日本の中枢で働くエリート官僚たちに話を聞くと、出るわ、出るわ、嬉しい悲鳴が……。
出所:
経済の死角2015年06月03日(水) 週刊現代
消費税増税で生活が苦しくなった人もいると思います。
実は、紹介した記事のような話は、まさに国民の優しさがあだとなっている状態です。
国の財政赤字、国民一人あたりの借金も増え続けている日本ですが、本当に大丈夫なのでしょうか。
このような話は、公務員が増えすぎたギリシャで起きていますが、日本もいずれそうなってしまうのか…。
なぜ必要ないのに公務員は増殖するのか
パーキンソンの法則 で「 ひまつぶしはいちばん忙しい仕事である 」と指摘しています。
この法則を知っていれば、公務員が増える理由がわかります。
| パーキンソンの法則 レビュー: 役人の数は仕事量が減ろうが、増え続ける この本は、今まさに日本でベストセラーになるべき本だと思います。 第二次大戦前に書かれた本ですが、今の日本の状況にぴったりと当てはまります。 役人は、この本を読んで逆に利用しているのではないかと勘ぐりたくなるほどです。 |
・役人の数は、仕事量が減ろうが増えようが、ひたすら増え続ける。
今も昔も、役人は、不要な仕事を作り出すことが得意なようです。
・金が入れば入っただけ出る。
税収が減っているにも関わらず、国家予算が増えてます。
足りないお金は国債で賄いますか、増税をしますか、必要ならそれも仕方ないと考えていますか。
金があればあるだけ使うのが役人です。穴の空いたバケツに水を入れても水は溜まりませんよ。
・ノーと言わずにノーという引き延ばし作戦
有識者会議、何とか委員会、たくさんありますね。いつになったら、結論が出るのですか。
次の選挙までですか、それとも対象者が死ぬまでですか。
主に対象は役人や議員ですが、大企業にも当てはまる部分が多いと思われます。
気楽に読める本ではありますが、あまりに思い当たる節が多いので、考えさせられます。
これで公務員が増える理由、議員などが好き放題できる理由がわかったと思います。
今の日本は、まさに公務員と議員の天国、国民の奴隷化が急速に進んだと感じる人もいると思います。
それも、人の感じ方次第なのですが、社会問題が起きる原因は、そこにあるのではないでしょうか。
次は、いよいよ社会問題が起きる原因についてです。
2015/6/26 6:55:55