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ブログ記事|ミスチル「REFLECTION」考察~なぜアルバムより前にツアーを行ったのか~
ミスチル「REFLECTION」考察~なぜアルバムより前にツアーを行ったのか~
前回の ミスチルのアルバム記事 を更新した途端、
凄い勢いでアクセスが増えた 。
いつもの3倍?いや、もっとか。
という訳で、このブログの趣旨とは大幅にズレるのだが、 2匹目のドジョウを狙って、
感謝の気持ちを込めて、もう1記事書いてみることにする。
今回はこのアルバムを聞いて、そして今まで得た情報を整理した上で、「
なぜ今回、アルバム発売前にニューアルバムの曲を演奏するツアー(や映画上映)を行ったのか
」を考察する。
この記事はミスチルを知っている方以外には価値のない記事である。
「お金稼ぎの方法はよ教えろ!」って言う人は読むべきではないことを最初に断わっておく(このブログにそんな期待する人いないと思うけど)。
失敗できないセルフプロデュースアルバム
前回の記事でも書いた通り、今回のニューアルバム「REFLECTION」は小林武史が全面プロデュースしていた前作までと異なり、 Mr.Childrenがセルフプロデュースした初の作品 である。
小林武史の名義がない曲が入るのは初めてのこと。
しかし、過去の一時期、Mr.Childrenは小林武史と距離を置いていた時期があった。
ほとんど小林武史が噛んでいなかったその頃に制作されたアルバムは 「Q」 。
Mr.Childrenはこのアルバムで「Atomic Heart」以降続いていたオリコン連続1位記録をストップし、「Versus」以降続いていた100万枚越え記録もストップしてしまう。 (参考:Wikipedia Q(アルバム))
「Q」自体の出来は良く、ファンからは最高傑作の呼び声も高い。
しかし、ファン以外にはあまり受け入れられなかったし、そもそもあまり認知されていない作品である。
「やっぱり小林武史なしだと俺達ダメなんだな・・・」
メンバーがそう思ったかどうかは定かでないが、その後の作品からは再び小林武史が大きく絡んでくるようになったのは確かだ。
そして、アルバムをリリースするごとに徐々にその影響力は大きくなっていくことになる。
このような過去があるため、メンバーには「 今回のアルバムは絶対に(セールス的に)失敗できない」というプレッシャーが少なからずあったと思われる 。
前作の不評と桜井氏の言葉
さて、前作のアルバム 「(an imitation) blood orange」 。
セールス的には近年の他のアルバムと遜色ない作品だったが、正直、ファンからの評価はあまり良いと言えない作品だった。
変わり映えしないアレンジ、ピアノの音が大きすぎギターの音が聞こえないなど、特に昔のロックしてたミスチルが好きなファンからの批判が多かった。
これはアマゾンレビューで最も参考になったカスタマーレビューが★2であることからも窺える(よく見たらその前のアルバム「SENSE」も評価低いけど・・・)。
→ Amazonで「(an imitation) blood orange」をみてみる
桜井氏は以前「僕らの音楽」という番組の中で「 新しいアルバムが売れた時の評価は前のアルバムの評価だと思っている 」と語っていたことがある(Youtubeにその動画が上がっているが、アウトっぽい動画なのでここでは掲載しないことにする)。
前作の不評を目にしたメンバーが、「新しいアルバムのセールスの重しになるかもしれない」不安を感じていた、と私は仮説を立てたのだ。つまり・・・
前作から脱却した姿を見せたかった
恐らく、メンバーはこのアルバムのレコーディングを通して、 かなり手ごたえを感じていたはずだ。
それはレコーディングした23曲全てを収録するという決断にも表れているように思う。
新しいアルバムを前作の評価でなく、今のMr.Childrenで買ってもらいたい。
そこで、手ごたえのある新しい曲新しいミスチルをアピールしていくための方法が、アルバム発売前のツアーであり、映画「REFLECTION」だったのではないだろうか。
もちろん、メンバーが語っている「アルバム発売→アルバムツアーの流れに疑問を持った」という話も本音だと思うが、 その裏にはセールスへのプレッシャー、前作の悪い評価、そして今作への自信 があってこそできた先行ツアーだったと私は思うのだ。
桜井氏ってあまりセールスに頓着無さそうではあるんだけど・・・まぁ多少はね?
6月5日の成果
FX -8017
ルール ○