ブログ記事｜お客様が商品を購入する瞬間に考えること

お客様が商品を購入する瞬間に考えること

商売とは、商品を売ることだと考えがちですが、
まず、お客様に来ていただくことが大事です。
サービスだといっても、お客様が来店されなければ
なにもできません。
まず、お客様に来店していただくことを考えましょう。
商品を売るのは、その後で考えましょう。

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それでは、今回もよろしくお願いします。


お客様は購入前に何を考えている

　買い物行動とは、非常に気分的なもので決まるということを
お話しました。では、買物をする時は、何も考えずに気分だけで
商品を購入しているのかというと、そうではありません。
自販機の前で飲み物を購入する時でも、短時間にいろんな事を
考えているものです。

　例えば、昼食時のことを考えてみてください。
「最近は肉が多かったから、今日はあっさりしたものにしようか」
「しかし、蕎麦だけでは、栄養的に頼りないな」
「じゃー、こっちの蕎麦セットにするか、
　しかし、付いている天ぷらは胸やけがしそうだしな」
「といって、こっちのセットは、少し高いなぁー」
と短時間に色々考えて、決定するものです。

　これは、普段のスーパーでの食材の買い出しでも、
週末のファッションモール巡りでも同じです。


ブランド力が生まれる瞬間

　コンビニにお茶を買うために入った時、そこで「野菜○○」という
パッケージが目に入り、それを手にしたところ、
そこには、１日に必要な栄養素のことが書かれていて
それらが、この１本でかなり補えることが書かれています。
「そういや、最近は野菜が不足しているかも」と購入し、
飲んでみると、それなりにおいしく、飲みやすいとなると
以後もそれを購入するようになるでしょう。

　これは、この人が「野菜○○」の愛飲者になり、そのブランドに
対しての信頼感と忠誠心が出来たことになります。
そして、ある時、売り場に「野菜○○プラス」なる新製品が置いてあった。
このブランドに忠誠心のあるこの人は、おそらく、この商品を購入するでしょう。
それが、たとえ10円高くても。


ブランド力が価格を超える

　この現象こそ、ブランド力が効いているということです。
こういう忠誠心のあるお客様を増やすことが、ブランド力を高めることに
繋がります。
また、上記の例のように、ブランド力は個別の商品だけでなく、
そのブランドの商品全てに有効なのです。

　お客様は、商品を買う瞬間に、上記のように色んなことを考えると
同時に、今までの購入体験を思い起こしています。
その時に、あるブランドに対するプラスの評価があれば、さらに
そのブランドに対してお金を払うのです。

　ですから、お客様は実際の商品の価値＋ブランド力で商品が
高いか安いかを決定して購入していると言えます。

　このブランド力とは、商品だけではありません、
お店も店員も全てブランドだと考えられます。
ブランド力のあるお店では、ブランド力が加味される為、
少し高くても、売れるわけです。

お客様は買い物において
常に記憶の検索をしています。
好印象のブランドは常に
購入候補の上位に表示されます。
もちろん、逆もあります。
悪い印象は常に購入候補からの削除に働きます。
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