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ブログ記事|不正アクセスで年金情報125万件流出・マイナンバーは廃止へ
不正アクセスで年金情報125万件流出・マイナンバーは廃止へ
不正アクセスで年金情報125万件流出・マイナンバーは廃止へ
さっそく年金情報流出についてのニュースからお読みください。
日本年金機構によりますと、先月8日から18日にかけて、複数の職員のコンピューター端末を通じて、年金情報を管理しているシステムに外部から不正アクセスがあり、少なくともおよそ125万件の個人情報が流出したとみられることが、先月28日に分かったということです。
このうち、「年金加入者の氏名と基礎年金番号の2つ」が漏れたのが、およそ3万1000件、「氏名と基礎年金番号、生年月日の3つ」が漏れたのが、およそ116万7000件、「氏名と基礎年金番号、生年月日、それに住所の4つ」が漏れたのが、およそ5万2000件で、合わせておよそ125万件となっています。
マイナンバー制度に対する不安
年金機構の流出した個人情報、125万件のうち55万件はパスワードが設定されていない状態だったそうで、内規違反に当たるそうだ。その上、この125万件は「現時点で分かってる数字」であって、今後、まだ増える可能性があるそうだ。こんな状態で本気でマイナンバー制度なんか導入するつもりなの?
— きっこ (@kikko_no_blog) 2015, 6月 1
“マイナンバーへの懸念を否定”で余計に不安が募る国民
記事に寄せられたコメントをお読みください。専門家でもない単なる素人であり、大臣というだけの立場の人がこのような発表は避けるべきだったのではないかと思います。
国民は甘利さんに対して『ファイアウオールって何ですか?』と、質問してみたくなったことでしょう。このような形で火に油を注いだわけですので、マイナンバーに対する国民の不安は増していくことになりました。
マイナンバーへの懸念を否定=年金情報流出で―甘利担当相 時事通信 6月1日(月)21時6分配信
社会保障と税の共通番号(マイナンバー)制度を担当する甘利明社会保障・税一体改革担当相は1日、日本年金機構で個人情報が流出した問題に関し、「(関係職員が使う)業務情報とマイナンバーは全く別の場所で管理され、しっかりファイアウオールが敷かれている」と述べ、情報漏えいの懸念を否定した。
マイナンバー制度の恐怖
先ほどの記事に寄せられたコメントからマイナンバーに対するリスクがわからない人もいるようなので、調べてみたところ下記のような記事が取り上げられていたので紹介しておきます。
各ツイートのリンクよりお読みください。
公務員や民間業者、国民の個人情報の売り買い横行 マイナンバー制で回復不能の重大事故も(後編)【BJ】 http://t.co/IHwXRFOU8z
— サイゾー (@cyzo) 2015, 6月
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小さく生んで大きく育てる、官僚と政治屋のビジネスモデル。
住基ネットで飽き足らず、人民を丸裸にして逆らう者は拷問てな了見だろ。奴隷法粉砕、ナンバー受け取り拒否闘争!
日刊ゲンダイ|病歴やクスリもダダ漏れ…「マイナンバー制度」恐怖の未来
http://t.co/KGxPCGLytp
— 伊達家酔狂【安倍粉砕!闘争勝利!】 (@kuso_kurae) 2015, 5月 15
「マイナンバー大不況」到来で、副業がバレる、水商売履歴が残る、倒産・凶悪事件が増える! でも、日本郵政は「特需」
http://t.co/toVRYOXKnV 国民が一丸となってマイナンバーの通知書留の受け取り拒否だな❗
—
たろう (@tarodora) 2015, 5月 21
マイナンバーは廃止へ
ここまで国民が不安になっていることを考えると、マイナンバー制度は廃止にしたほうがよいと思います。
使用するのは国民ひとりひとりですが、悪用されることを考えるとリスクのほうが大きすぎます。
私たちの現在の生活において、マイナンバーがなければ困るということはありません。
メリットは勝手に国が言っているだけで、国民の生活が楽になることはありません。
マイナンバーを勝手に推し進めているのは政治家と既得権益に群がる人たちだけのような気がします。
国民のほうを向いた政治でなければ、マイナンバーがどれだけ国民の不安をあおっているのかわからないと思います。
マイナンバーの情報流出が起きた場合、誰がどのようにして責任を負うのでしょうか?
今回のような謝罪だけで済ますのであれば、マイナンバーは廃止したほうがよいのではないでしょうか。
マイナンバーのリスクとデメリット
なぜ廃止したほうがよいのかは、今回の事件から特に説明の必要はないと思いますが、私たち自身もリスクとデメリットをよく理解していないこともあります。
先に紹介した記事で、マイナンバー制度の恐怖などはわかったと思いますので、次はリスクとデメリットについて書かれている記事を紹介します。お読みください。
→ 便利さばかり強調するけど…危険が潜む、マイナンバー
このような新しい制度が始まると、批判するなどと言う人たちもいますが、私たちが心配していることは、そうではないですよね。
個人情報は特に各個人間で、その重要性についての認識は異なると思います。苦労して生きてこられた方は知られたくない過去をお持ちかも知れませんし、何一つ苦労もなく順風満帆で生きてきた人は、堂々とさらせと言うかもしれません。
恥ずかしい過去を持っているお前が悪いなどと、侮辱するようなたちの悪い人間もいますし、紹介した記事で取り上げられていた「なりすまし」をおこなう悪質な人間もいる世の中です。
そのような世の中でメリットばかりを強調されても、疑いだけが強くなり、本当に大丈夫なのか不安になる一方です。
そのためマイナンバーのリスクとデメリットについて、本当のことを教えてほしいというのが、国民の気持ちではないかと思います。
マイナンバーは政治家と公務員、その身内が最初に導入するべき
マイナンバーを廃止できないのであれば、政治家と公務員、その身内が最初に10~20年くらい実施してみればよいと思います。
国民はモルモットでも実験道具でもありません。家族がいたり、守るべき人がいて生活があるわけですから、その制度を導入したい人が、本当によいものなのか自分たちで確証を得てから、国民に導入してみてはどうでしょうか。
国民は日々の生活だけでも大変なのに、誰も余計な不安を持ち込みたくないはずです。そのような現実を知らない人が紙の上で制度を作り、議論しても、わからないことばかりではないでしょうか。
政治家と公務員、その身内が最初に10~20年くらい実施するなかで、情報漏えいが起きたり、不正利用または悪用された場合、その対策や対応もわかるようになると思います。
それによって、責任の重大さや情報の扱いについて理解がすすみ、今回の謝罪がどれだけひどいものなのか認識できるようになると思います。
まとめ
中国のネット規制などに対して民衆から批判がおこなわれます。しかし、今回の情報流出から考えると、マイナンバー制度のほうが、もっと酷いものではないでしょうか。
国民からみて責任の所在や対応、対策がわからない状態で、勝手に番号を割り当て個人情報(プライバシー)を管理するわけですから、中国のネット規制どころの騒ぎではありませんよね。
過去に公務員が住民票を悪用してストーカー行為を働くなどの事件が起きています。マイナンバー制度で扱われる情報は、いろいろな情報が紐付けされています。
どこで、誰に、どのように悪用されるか分かったものではありません。そのための個人情報保護法でしたが、国や公務員は責任をとらないので、まったく機能していない(ベネッセの情報流出と責任の取り方が違う)のが現状です。
マイナンバーの情報流出が起きても、今回の年金情報流出と同じような対応が行われるとしたら…責任はとらないうえに詐欺は銀行口座をやりたい放題、マイナンバーの情報漏えいもし放題になります。
マイナンバー制度によって家族や身内に「なりすまし」の被害者出ても、あなたは平気でいられますか?
2015/6/3 6:55:55