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ブログ記事｜差別化とは特徴を伸ばすこと
差別化とは特徴を伸ばすこと
交渉に失敗する人は、沈黙を自分から破ってしまいます。
「ちょっと高いですか？」と条件を下げて
交渉を再開しようとします。
黙っていれば、相手から条件を出してくる場合が多いものです。
沈黙とは、相手にとってもプレッシャーになるものです。
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それでは、今回もよろしくお願いします。
差別化というけれど
マーケッティングの世界ではよく、差別化という言葉が出てきます。
「差別化しないと生き残れない」等と言います。
差別化とは、他のお店との違いを出したり、他の商品とは違う特徴を
出したりするということですが、この違いを出すということが
簡単なようで結構難しいものです。
私もよく、アドバイスで言うのですが、言う方は結構無責任に
発言しますが、言われた方は、そんな事は解っているから、
具体的に教えてくれと思うものです。
簡単に差別化などできるものではない
しかし、アドバイスをする方としても、そんなに簡単に答えが
出せるものでもありません。（私の才能がないのもありますが）
業界の実情、お店の実情をしっかり把握しなくてはなりません。
そして、最も重要なのが、経営者の考え方です。
経営者のミッションです。どのような商品を作りたいのか、
どのような商品を扱いたいのか。再認識することです。
ただ、売れる商品を扱いたいという考えでは、
差別化は不可能です。
差別化とは、言わば誰もやっていないことを、やる訳ですから
実例も実績もありません。他人のマネをするわけにもいかないのです。
変わっているのが差別化ではない
ただし、注意して欲しいことは、差別化というと
他ではやっていないことをという発想からか、
商品が本来持っている魅力から、かけ離れることがあります。
高齢者向けの携帯電話（今ではスマホでしょうか）というのが
ありますが、高齢化の進み具合から考えて、かなりの需要がありそうですし
もっと売れていいはずですが、ヒットしているという話しは聞きません。
価格的な問題もあるのでしょうが、ポイントを外している気がします。
高齢者向けということで、文字を大きく、複雑な操作を省き
簡単な操作で済むようにしたため、逆に機能が制限されてしまっています。
これでは、携帯電話（スマホ）の持つ本来の価値が低下します。
今の高齢者が、これで満足する筈がありません。
魅力をアップするのが差別化
最近の製品では、この点をかなり改良してきているようです。
この例のように、製品本来の価値観から離れてはいけません。
製品の持つ価値観のある点を、強調するという発想です。
もちろん、その結果、他の機能は切り捨てるという場合もあるでしょう。
ヒット商品でよく例にされるものに、ウォークマンがあります。
気軽に持ち運べるテープレコーダーという感覚だったのですが、
録音機能を外したので、レコーダーではなくなりました。
もはや、全く別の商品になった訳です。
上記の高齢者向けの携帯電話（スマホ）もこの発想でいけば
別の展開があったかもわかりませんが、あくまでも簡単に使える
携帯電話（スマホ）という範囲から抜け出さなかったのです。
携帯電話（スマホ）としては機能的に不満を残してしまったのです。
差別化とは
商品の本来持っている特徴から
逸脱してはいけません。
数ある特徴の中から
どれを引っ張り出すかがポイントです。
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2015/4/11 22:41:03