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ブログ記事|無表情、集団生活嫌い、激変した少年たち…少年院での魂の授業

無表情、集団生活嫌い、激変した少年たち…少年院での魂の授業

この記事を読むと詐欺だけてなく働き方(労働・ブラック企業問題など)や生き方(道徳・倫理・モラル・対人関係など)…現代の若者が抱える悩みや表面化する社会問題など様々なことが脳裏をよぎります。

無表情、集団生活嫌い、激変した少年たち…少年院での魂の授業


無表情、集団生活嫌い、激変した少年たち…少年院での魂の授業


まずは産経ニュース、日本の議論に掲載されていた下記をお読みください。
無表情、集団生活嫌い、激変した「少年院」収容少年たち…「昔は暴走族、今は特殊詐欺」でリーダーも不在
お年寄りをターゲットに多額の現金をだまし取る「振り込め詐欺」に手を染める若者が後を絶たないが、若者の変質に合わせ、少年院の指導現場も変化している。収容者に暴走族が多かった昔は面倒見の良いリーダーを育て他の少年を統率する“ピラミッド型”の秩序構造だった。しかし、最近は知能犯の増加もあり集団生活になじめない少年同士が話し合いをしたり、法務教官が膝をつき合わせる“フラット型”に移行している。振り込め詐欺を始めとする「特殊詐欺」による収容者の率が高い多摩少年院(東京都八王子市)を訪ねた。


他人を思いやる気持ちの無さを感じる


記事を引用しますが、最後は下記のように締めくくられていました。
指導が綿密になった分だけ、時間もかかるようになった。「昔は30秒で済んだ話が、3~5日かかるようになりましたが、少年たちにとっても気づきが多く、より有効だと思います」と話す生活指導主任は仕事のやりがいを感じている。

 「一皮剥けば、子供たちの素の姿は変わっていない。そこにたどり着くための時間がかかるようになったということでしょうか」

現代の若者や少年を知るために注目しないといけところを抜粋すると下記だったのではないでしょうか。
自分が詐欺に加担しているとは思わなかった 」と話すのは、詐欺未遂容疑で逮捕され、多摩少年院に収容された10代後半の少年。街中で「お小遣い欲しくない?」と声をかけられ、受け子を命じられた。

多摩少年院で社会復帰支援を担当している専門官(35)は「最初は『誰も傷つけていない』と言って反省しない子も多い。 お年寄りや弱い人たちからお金を取っているというところまで思いがいたらない んです」と振り込め詐欺の端役をさせられた少年たちの気持ちを代弁する。

少年はその後、「迷惑がかかったのは自分ではなく、被害者や母親だった」と気付いた。

生活指導主任は「最近は、リーダーの資質、人間的な魅力のある子がいない気もします。 他人のことが考えられない というか…。やったことは悪いが、仲間は大切にしたい、守りたいという子がいたものです。強力なリーダーが生まれづらい時代です」と打ち明ける。

つまり、現代の若者や少年たちには他人を思いやる気持ちがなくなっているということです。

もちろん、このことは詐欺をおこなう若者や少年たちのことであり、すべての若者や少年たちのことを言っているのではありません。

誤解のないようにしてください。

繰り返し発信される警鐘


現代の若者や少年たちには他人を思いやる気持ちがなくなっていることを裏付ける大変多くの記事がネットでも配信されています。

過去に“ 就職難 錯覚陥る若者 ”でも伝えられていました。

また詐欺をおこなう現代の若者や少年たちを知るには下記も参考になると思います。
→ 鬼のようにやってくるツイッタースパムの自己紹介(ネットビジネス)
実際に当ブログにもおこなわれた事例は下記
→ emi_himitu@yahoo.co.jpの正体を暴露!スパム対策を活用しよう!!

そして、詐欺に騙される人の特徴は下記を読むとわかります。
→ もう読みましたか?急増する「詐欺師アフィリエイター」にご用心!

このようにいろいろな記事で繰り返し発信される警鐘ですが、詐欺をおこなう若者や少年たちが、いまだにいることを考えると別の理由がある気がします。

それは、先の“ 他人を思いやる気持ちがなくなっている ”という理由から、思考力が低下しているのではないかということです。


現代の若者や少年たちにみる思考力の低下


思考力とは中学生の教材で次のように説明されています。
思考力とは
 思考力は考える力であるが、それでは「考える」とはどんな働きであるか。心理学では、思考という働きは、観察や記憶によって頭の中に蓄えられた内容をいろいろ関係づけ、新しい関係を作り出す働きとみなされている。つまり、思考力は「関係をつける力」であり、その基本形式としては、次の三つがあげられている。

このように思考力を理解すると、考えて行動することができない状態のことだとわかります。

詐欺をおこなう若者や少年たちは、思考力が低下している状態ですので、他人に悪影響を与えてしまうことが想像できないと思われます。

そうなると、他人のことまで考えられない、自分さえよければそれでいい…など、私利私欲に走る人間になってしまいます。それが詐欺師なのですが…。

思考力は子供の頃から試練を与えられたり、何かに打ち込み、挑戦している人は鍛えられていると思いますが、そうでない人は身についていないかも知れません。

そこで、今回のような状態を回復するために必要なことは何なのか?と考えてみたところ、次のことが必要だと思いました。

少年院での魂の授業


【感動】ゴルゴ松本の「少年院での魂の授業」をご覧ください。


まとめ


今回、記事を読んで現代の若者や少年たちは“ 他人を思いやる気持ちが無い=思考力が低下している ”からだと思いました。

そこで必要なのが道徳でした。動画をみて心に何かを感じたと思います。
道徳とは
人々が、善悪をわきまえて正しい行為をなすために、守り従わねばならない規範の総体。外面的・物理的強制を伴う法律と異なり、自発的に正しい行為へと促す内面的原理として働く。
出典: コトバンク・道徳とは

この道徳ですが、冒頭に書いた働き方(労働・ブラック企業問題など)や生き方(道徳・倫理・モラル・対人関係など)…現代の若者が抱える悩みや表面化する社会問題など様々なことに共通しています。

今回、紹介した少年院の記事にでてきた特殊詐欺ですが、子供が一人で勝手に覚えておこなっているわけではありません。

悪いことを教える大人がいるから、間違った方向に行くわけですので、現代の若者や少年たちを非難したり、悪く言うのは、結局のところ大人が悪いということでもあります。

現代の若者が抱える悩みや表面化する社会問題などは、大人たちが、もっとしっかりしないといけないと訴えているような気がします。
2015/5/18 6:55:55

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