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普通ボイラー溶接士 学科模擬試験【40問】<参考・学習用>

普通ボイラー溶接士 学科模擬試験

ここでは「普通ボイラー溶接士」試験に向けた学科模擬試験(40問)を用意しました。
あくまでも、この模擬問題は実際の試験問題とは文章・構成が異なる 溶接の道 オリジナルの学習用コンテンツです。本番形式の練習として知識確認や弱点補強に役立ててください。

※最新の法規・規格・基準については、必ず公式資料をご確認ください。

合格は60%の23問正解。採点すると回答と解説が出るよ。

  1. 立てボイラと横置ボイラの特徴に関する記述で、誤っているものはどれか。
    立てボイラは小容量で据付面積が少ない
    横置ボイラは中〜大容量に用いられる
    横置ボイラは管掃除や点検が容易である
    立てボイラはドラムを持たない構造が一般的である
    横置ボイラは立てボイラより熱効率が高い

  2. ボイラ用鋼材に関する記述で、誤っているものはどれか。
    炭素量が増えると強度は上がるが溶接性は低下する
    硫黄やリンは脆化の原因となる
    ボイラ用炭素鋼は規格で成分が定められている
    銅は強度を下げるため規格から排除されている
    シリコンやマンガンは脱酸元素として働く

  3. ボイラ胴板の溶接継手に関する記述で、正しいものはどれか。
    胴板の突合せ溶接は完全溶込みでなければならない
    胴板には重ね溶接を基本とする
    胴板は原則としてリベット接合である
    胴板は片面部分溶込み継手でよい
    胴板はのど厚が母材厚の1/2であればよい

  4. 胴板に大きな開口を設ける場合の補強に関する記述で、誤っているものはどれか。
    補強リングを設けて断面効率を回復させる
    開口の周囲を補強パッドで補うことがある
    開口径に応じて補強が不要な場合もある
    補強を省略しても圧力に影響しない
    補強の要否は法令・基準に定められている

  5. 応力集中に関する記述で、誤っているものはどれか。
    急激な断面変化は応力集中を招く
    溶接止端部は応力集中の発生しやすい部位である
    開先形状やルート間隔は応力集中に無関係である
    補強が過大になると応力集中を助長する
    応力集中は疲労破壊の原因となる

  6. ボイラ胴板の溶接方法に関する記述で、誤っているものはどれか。
    胴板は完全溶込み突合せ継手でなければならない
    胴板に重ね溶接は許されない
    胴板には隅肉溶接のみを用いる
    胴板の溶接継手は規定に基づき施工される
    胴板の溶接は検査に合格する必要がある

  7. 切り取り当て金溶接法に関する記述で、誤っているものはどれか。
    当て金の径や厚さは規定されている
    補修範囲の制限に従う必要がある
    当て金の寸法は任意でよい
    施工は溶接規定に従って行う
    適用範囲は法令で定められている

  8. 漏止め溶接の目的として正しいものはどれか。
    強度を大幅に増すこと
    気密性を確保すること
    のど厚を過大にすること
    余盛を極端に高くすること
    余盛を削除すること

  9. ボイラ修繕における重ね継手の扱いについて、誤っているものはどれか。
    ボイラ主要部に重ね継手を用いることは禁じられている
    重ね継手は応力集中を招きやすい
    重ね継手は漏洩の危険を高める
    重ね継手は気密性を確保しやすい
    重ね継手は規格上禁止されている

  10. ボイラの補修に関する記述で、誤っているものはどれか。
    補修は適切な方法で行い検査を受ける
    材質や厚さによっては補修方法が制限される
    切り取り当て金は規定に従う
    漏止め溶接は強度補強を目的とする
    修繕は記録を残すことが求められる

  11. 溶接用ジグの目的に関する記述で、正しいものはどれか。
    母材の位置決めや変形防止に用いる
    溶接速度を上げるために電流を増幅する
    溶接棒の寿命を延ばすために使う
    溶接欠陥を自動的に検出する
    電源の波形を安定させる

  12. アークの特性に関する記述で、誤っているものはどれか。
    電流が増えると溶け込みが深くなる
    アーク長が長いほど電圧が上がる
    風の影響を全く受けない
    電流・電圧の組合せで入熱が決まる
    適正なアーク長が必要である

  13. 溶接記号に関する記述で、誤っているものはどれか。
    記号はJIS規格に基づく
    記号の位置や向きに意味がある
    補助記号は仕上げ方法を示す
    突合せ継手や隅肉継手ごとに記号がある
    記号は設計者の任意で決められる

  14. 溶接法に関する記述で、正しいものはどれか。
    被覆アーク溶接は消耗電極を用いる
    TIG溶接は炭酸ガスで保護する
    MIG溶接は不活性ガスを使わない
    サブマージアーク溶接は手棒を使う
    スポット溶接はアークで点付けする

  15. 予熱・後熱に関する記述で、誤っているものはどれか。
    割れ防止のため予熱することがある
    厚板や高硬化性材で必要となる
    後熱は冷却速度を調整する目的で行う
    予熱は1000℃以上で行う
    温度管理には温度計を用いる

  16. 裏波溶接に関する記述で、誤っているものはどれか。
    裏側まで溶け込ませる溶接法である
    裏当て金を用いることがある
    裏面は常に未溶着でよい
    配管溶接に多用される
    熟練を要する技法である

  17. サブマージアーク溶接に関する記述で、誤っているものはどれか。
    フラックスでアークを覆って行う
    無煙で静かな溶接である
    厚板の溶接に適する
    手持ちで行うのが一般的である
    自動溶接装置で用いられる

  18. 溶接施工法に関する記述で、正しいものはどれか。
    ジグや治具の使用は変形防止に有効である
    溶接は常に高速で行えば良い結果が得られる
    全ての溶接は予熱を不要とする
    溶接記号は作業者ごとに自由に決める
    裏波溶接は未溶着でも問題ない

  19. TIG溶接に関する記述で、誤っているものはどれか。
    タングステン電極を用いる
    アルゴンなど不活性ガスで溶融部を保護する
    電極は溶け落ちて消耗する
    精密な溶接に適する
    ステンレス鋼の薄板に多用される

  20. MIG溶接に関する記述で、正しいものはどれか。
    炭酸ガスのみを用いる
    ワイヤ電極は非消耗式である
    不活性ガス中で消耗電極ワイヤを使用する
    常に手棒を使用する
    TIG溶接と同一である

  21. 低水素系溶接棒の再乾燥温度として正しいのはどれか。
    70〜100℃
    120〜150℃
    180〜220℃
    300〜400℃
    450〜520℃

  22. 溶接棒の保管方法に関する記述で、誤っているものはどれか。
    湿気を避け乾燥した場所に置く
    使用直前に再乾燥することがある
    密閉容器に入れる
    炉の上に放置しても問題ない
    メーカーの指示に従う

  23. 溶接欠陥「アンダーカット」に関する記述で、誤っているものはどれか。
    溶接金属と母材の境界に溝を生じる
    過大電流や高速移動で生じやすい
    強度低下の原因となる
    仕上がり外観は向上する
    補修が必要となる

  24. 溶接欠陥「ブローホール」に関する記述で、誤っているものはどれか。
    溶融金属中のガスが原因で発生する
    溶接部に空洞が残る欠陥である
    適正なガス流量管理で防止できる
    発生しても機械的性質に全く影響しない
    風の影響で生じやすい

  25. 非破壊検査に関する記述で、誤っているものはどれか。
    放射線透過試験は内部欠陥の検出に用いる
    超音波探傷試験は割れやブローホールの検出に用いる
    磁粉探傷試験は非磁性体でも適用できる
    浸透探傷試験は表面欠陥を検出できる
    VT(目視検査)は最も基本的な検査である

  26. 引張試験に関する記述で、誤っているものはどれか。
    母材強さに対し95%以上で合格とされる場合がある
    溶接部に欠陥がなければ合格とされる
    不合格の原因が母材欠陥なら無効とできる
    成績が規定の90%以上なら再試験可能である
    引張試験は母材の最小値以上なら無条件合格

  27. 直流アーク溶接機に関する記述で、誤っているものはどれか。
    溶接アークの安定性が高い
    逆極性で深い溶込みが得られる
    交流よりも電撃の危険が低い
    可動鉄心式は直流溶接機の代表である
    常に交流より効率が悪い

  28. 交流アーク溶接機に関する記述で、誤っているものはどれか。
    二次無負荷電圧が直流より高い
    電撃の危険性が高い
    鉄心式が一般的である
    アークが不安定になりやすい
    電撃防止装置は不要である

  29. アーク溶接作業における感電災害防止について、誤っているものはどれか。
    狭所で交流溶接機を使う場合は自動電撃防止装置を用いる
    交流は直流より二次無負荷電圧が高く危険である
    二次側のケーブルは外装が破損することがある
    ケーブルは床にはわせると絶縁を損傷しやすい
    アーク溶接機には接地は不要である

  30. 酸欠症対策に関する記述で、正しいものはどれか。
    密閉空間では換気と酸素濃度管理を行う
    酸素ボンベを持ち込めば安全である
    他人に任せて作業を行う
    急いで作業を行う
    酸素濃度測定は不要である

  31. 溶接ヒュームの健康障害に関する記述で、誤っているものはどれか。
    ヒュームは肺に蓄積する
    ヒュームは体に無害である
    防じんマスクの使用が推奨される
    局所排気装置の設置が有効である
    長期的に健康被害をもたらす

  32. 労働安全衛生法規に関する記述で、誤っているものはどれか。
    ボイラ構造検査は法令で定められている
    溶接士は免許や資格が不要である
    溶接部の検査基準は規則で定められている
    ボイラ検査は一定期間ごとに実施される
    不適合の場合は使用停止命令が出される

  33. ボイラの安全弁に関する記述で、誤っているものはどれか。
    所定の圧力で自動的に作動する
    調整圧力は自由に変更できる
    安全弁は定期的に点検する
    蒸気圧を制御する重要な装置である
    法令に基づき設置が義務づけられている

  34. ボイラ水処理に関する記述で、誤っているものはどれか。
    スケール付着防止のため水処理を行う
    腐食防止のため水処理を行う
    水質が悪化しても運転に影響はない
    水処理剤を添加する場合がある
    ブローで水質を管理する

  35. 溶接記号に関する記述で、誤っているものはどれか。
    JIS規格により記号が定められている
    補助記号は仕上げ方法を表す
    記号の向きや位置に意味はない
    突合せや隅肉など種類ごとに記号がある
    図面上に溶接条件が示される場合がある

  36. 予熱・後熱に関する記述で、誤っているものはどれか。
    割れ防止のため予熱することがある
    冷却速度を調整する目的で後熱を行う
    厚板や高硬化性材で必要となる
    予熱は1000℃以上で行う
    温度管理には温度計を用いる

  37. 裏波溶接に関する記述で、誤っているものはどれか。
    裏側まで溶け込ませる溶接法である
    裏当て金を用いることがある
    裏面は常に未溶着でよい
    配管溶接に多用される
    熟練を要する技法である

  38. サブマージアーク溶接に関する記述で、誤っているものはどれか。
    フラックスでアークを覆って行う
    無煙で静かな溶接である
    厚板の溶接に適する
    手持ちで行うのが一般的である
    自動溶接装置で用いられる

  39. ボイラの燃焼に関する記述で、誤っているものはどれか。
    過剰空気率が適正でなければ効率が低下する
    燃焼が不完全だとCOが発生する
    燃焼効率は空気比に無関係である
    過剰空気が多すぎると排ガス損失が増える
    良好な燃焼には適正な混合が必要である

  40. ボイラのブロー操作に関する記述で、誤っているものはどれか。
    スラッジやスケールを除去する目的で行う
    水質を管理する手段のひとつである
    ボイラ水位を調整するために行う
    定期的または連続的に実施される
    ブローにより熱損失が生じる

本模擬問題は、公開情報の出題傾向を参考に独自に再編集・作成したもので、実際の試験の問題文・配列・配点とは異なります。内容の正確性には配慮していますが、誤記・解釈の差異があり得ます。

相原から最後に

お疲れ様でした。模擬試験結果どうだったかな?
国家資格だけあって、ボイラー溶接士の学科はしっかり勉強しておかないと合格は難しいと思う。
腕さえあれば勉強なんていらねーし、とか言わないで知識はちゃんと身につけたほうが良い。ボイラー以外の仕事でも知識があると発言に説得力が増す。これは職人にとって大事なことだからね。

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2025/8/31 23:37:54

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