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ブログ記事|20年の時を経て死んだ父の魂と一緒に観たインデペンデンス・デイ:リサージェンス

20年の時を経て死んだ父の魂と一緒に観たインデペンデンス・デイ:リサージェンス


BLOG化に時間を要しましたが、日本での公開早々にインデペンデンス・デイ:リサージェンスを見てきました。


地元に映画館(新百合ヶ丘イオンシネマ)があるのは、とても便利です。



前回の同シリーズで認知症だった父がまだ何とか歩けていた時代、結果として最後に観た映画となってしまったインデペンデンス・デイ(1996年)だったことをBLOGに書きました。

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9155b2bda82292d30d68f4a5afe79697


父が2011年に他界した後は、自宅介護がなくなり、時間的余裕も出たので、様々な父との思い出を振り返りながら、1996年の第一作をブルーレイで何度も観返している作品です。

1996年に宇宙人の侵略を受けて、甚大な被害を出しながらも人類が勝利したという内容の第一作の完成から20年後に作られた今回の続編は、映画の時代設定も20年後の2016年が舞台となっていて、前回作に出演していた俳優たちが出演しています。(また、前回作で子供だった登場人物は、今回は俳優は交代していますが、大人になって今回作でも登場してきます)

映画の舞台は2016年で現在と同じですが、映画では、20年前の勝利により、エイリアンの兵器などの残骸から様々なテクノロジーを獲得して、現在の世の中とは比べものにならない程、進化した世の中なので、未来の世界を見ているようです。

ヘリコプターで移動するような感覚で、数名が乗れる程度の小型宇宙船で、地球から短時間で簡単に月まで行き来することが可能で、核爆発の被害も対象物だけに限定させるためのシールド技術なども獲得している世界です。

また、技術だけでなく、20年前の人類全体の苦難を乗り切った経験により、その後の世の中は、国際紛争が全く起きてない人類共存の世界が実現し、エイリアンの再攻撃に備えて、人類が一致団結して、地球防衛に備えています。

現実の2016年と映画の中でも2016年の世界は大きく異なっていますが、先ほども述べたように、再出演する俳優陣などは、同一人物で、リアルに20年の時が経過 したことが実感できる筈で、私が父と思いながら映画を観れば、死んだ父も映画を観られる思って、公開早々に行ってきました。

ネタバレ的なことを記してしまうと、悪意はなくても結果として映画の営業妨害になってしまう危険があるので、詳しくは書けませんが、映画はとても良かったと個人的に感じました。

20年前の第一作を何度も観ていて私自身に思い入れが深いこともありますが、要所要所で鳴り響く音楽も1996年作品と同じなので、様々なことが思い出されます。

下記のYouTubeより、1996年作品の音楽を聴くことが出来ます。

https://www.youtube.com/watch?v=NyOTaHRBTXc


1996年作品で主要な登場人物だった人の何人かは、今回作品(2016年作品)でも、重要な役となって、同じ俳優さんが演じてくれています。


戦闘機のパイロット出身だった1996年に大統領だったトーマス・J・ホイットモアは、今回作品でも先頭に立ってエイリアンと戦います。


1996年時にコンピューターウイルスでエイリアンを攻撃した科学者のデイヴィッドは、今回作品でもエイリアンの科学力に対抗して戦います。

前回作品と違って、今回作品では、大活躍をして、私自身が少しビックリしたのが、この人物です。



1996年作品では、トーマス・J・ホイットモア大統領にも内緒にされていた秘密基地のエリア51で、40年間も墜落したUFOとエイリアンの死体を研究していたブラキッシュ・オークン博士です。

見るからに怪しい雰囲気を醸し出していて、40年間、動力が起動しなかった墜落したUFOが、エイリアンの接近、攻撃開始により、動かすことが可能になったことを 「何とも Exciting なことに ‥‥ 」と、嬉々として報告し始めると、トーマス・J・ホイットモア大統領に 「この2日間で、数えきれない多くの人間が死んだにもかかわらず、 Exciting とは何事だ!」 と怒りを買う人物です。

仮死状態で捕獲したエイリアンを解剖していた時に、逆に声帯を乗っ取られてエイリアンの意思伝達に利用されて死んだと思われていたオークン博士は、実は死んではなくて、20年間、意識不明のまま、ベッドで治療を受けていました。

再攻撃のためにエイリアンが地球に接近してきた時、20年前に、一時的にエイリアンに声帯を含む意識を乗っ取られた経験があったためか、突然、意識を取り戻して、エイリアンの再攻撃に対抗するため、今回の作品では、科学分野で大活躍します。

20年前と同じ俳優さんが演じる場合、間違いなく、皆さん、年をとっていて、だから映画にリアリティがあります。

ただ、このオークン博士は、1996年作品でも、載せた写真の通り、白髪頭で老けていて、外部への外出も殆ど禁じられた状態で、40年にも渡ってエリア51の地下24階の秘密施設で極秘研究を行っていたとされる人物の設定なので、1996年作品でも、それなりの高齢の設定な筈です。

20年間、意識を失った状態の仮死状態に近かったという設定なので、仮に、この20年間は老化が停止していたとしたならば、意識を取り戻した直後から、バリバリとエイリアンに対抗する研究を行うことは、映画のストーリー上では無理はありませんが、演じている俳優さんが確実に20歳、年齢が増している筈なのに、あまり老けた印象もなく、20年間、老化もせずに仮死状態だった人間が蘇ったような感じさえしました。

気になったので、この俳優さんのことも、少し調べてみました。

1949年生まれのブレント・スパイナーさんという俳優さんで、1996年作品の時は47歳、2016年作品では67歳となるので、前回作では、かなり老けた雰囲気を醸し出して役を演じていたのでしょう。



素顔は、全然、雰囲気が違います。

この俳優さん、実は、日本でもテレビ放送されていた、有名SFドラマにも出演してたので、わからなかっただけで、実は私も知っている人でした。



新スター・トレックのアンドロイドの乗組員の データ少佐 を演じていた俳優さんで、最前列の右の写真のように、アンドロイド役なので、顔面を白く塗っていたので、データ少佐がインデペンデンス・デイのオークン博士だったとは、20年間、全く気づかずに観ていました。



現在、連載中の、このシリーズ タイトルとリンクは下記の通りとなります。



第01話 阪神大震災が起きた3日前

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/e60cb26ed27c3e4d366244775f946839

第02話 阪神淡路大震災から東日本大震災までの16年  (この16年が父の脳梗塞の闘病期間でした)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/65e42d59f20f0871381985773d9e7304   

第03話 世間体から家族の認知症を隠そうとする

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/dab15b026f02fee0ff9cf40cc77faafb

第04話 脳梗塞とリハビリ

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/2e8b7bacade6e6f935bde2bcf9b1a57e

第05話 脳梗塞と認知症 父の発病から約4年の経緯

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4d39a602496ecc7324d53a3cf61d763c

第06話 豆を握ることさえ出来なくなった父の手の平から溢れ落ちてしまい‥‥‥‥‥ (節分の大切な想い出)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/f08db80e067020cc121be485b15345b9

第07話 我が家に舞い降りてきた天使(我が家の最高の宝物 父の闘病を助けてくれた天使)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/fedaaaf5bf55446c998176ebed6e90a9

第08話 介護放棄 「有名私立小学校の教師である私の兄は父親の墓の場所すら知りません」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/bfffd83f78c074532e3334c42f5897ff

第09話 親の介護は人として当たり前の義務(民法第877条が作られる前から人類が培ってきた当たり前のこと)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/27cac3027469a5af956726a5b6cdd534

第10話 介護のために会社を休む際に言われる辛い言葉

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7fcade3871b8a5fca14132867992d677

第11話 愛犬のパークが導いてくれた認知症という病気への接し方

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/8742814e36db562806ac029e52277ad7

第12話 こうして自宅介護の家庭で殺人事件が起こってしまう。 危機を救ってくれた愛猫ピエスが永眠しました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/070927f53b22e9404b843bbd3e3e15e6

第13話 やれることは何でも自力でやりました! 【 介護費用は膨大なものでした 】

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4053506762c87e04c4a55cf9d640bfd2

第14話 たった2回だけ 父が大好きだった家族との外食

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/20e49a0c2b61465c55aa8a2234d490cf

第15話 祖母の入院により会社勤めが困難になってしまいました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/27430983dd23c526c206464075d611ce

第16話 まだ歩けたのに家に一度も招いてもらえなかった父

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/f5540db4c0444550b6c82f2b9ecf5aca

第17話 認知症の進行を遅らせるための努力 (少しでも脳を活性化させたい一心で行ったこと)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7c76cb37fa6b16443c464064c928e2cf

第18話 誕生日プレゼントはカシミアのセーター

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/cefd9af31c4ce953d3f80443fde3a8a4

第19話 闘病中の部屋に12月は毎年、クリスマスソングが流れていました

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/f128671dbd6d6b2dc86c1a447b102a8f

第20話 父が生きていた自宅介護時代の話 (今年も掲載した節分の想い出)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/eb96b44286c8ac3d0e7c0fb9de67be19

第21話 父の5年目の命日に咲いた奇跡の紫陽花

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/ad48671e8a8120b06bfdb459ad694b2d

第22話 NHKスペシャル「“介護殺人”当事者たちの告白」は7月3日(日)午後9時より放送されます

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/8f6e2e5725a3146cbf7d662c38f2be51

第23話 あまりにも衝撃的な内容だったNHKスペシャル「“介護殺人”当事者たちの告白」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/f70b97b36c0b1272b73472096e89431f


第24話 まだ何とか歩けた父と最後に観た映画「インデペンデンス・デイ」(1996年)

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/9155b2bda82292d30d68f4a5afe79697






( 続く )




その他のシリーズ 認知症の父の自宅介護 の各記事の一覧は下記のURLに載っております。

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/357b83df4b2f1613c2fa5e366d6d96e3
育ててくれた親が病気になれば、介護をするのは人として当たり前のことです。(写真は大昔に父が箱根へ連れていってくれた時の写真です)
そんな父への介護のピークは、どの施設からも(病状が酷く)受け入れを断られ、2002年~2011年までの間に朝5時~夜中の2時まで毎日続けた自宅介護でした。


このBlogの他の連載中、連載完了の各シリーズは下に紹介したURLまたは画像をクリックすると、該当するシリーズのBLOG記事の一覧に行きます。



--- 連 載 中 ---



シリーズ「世の中に物申す」

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/5daf02cffe9da5b480f3820aa21dd756
どのような不利益が降りかかったとしても、世の中に発信していかなくては‥‥と
私の心が揺れ動くことを微力ながらも発信しています。




シリーズ 全ての説得を拒否した芸能人の子供が多く通っている誰もが名前を知っている有名私立小学校の教師をしている兄の悪業

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/ca82c30d916dba8ba415de28051e33a7

16年に及ぶ父への介護放棄と父の死後、全く供養も行わずに未だに実父の墓の場所すら知らない有名私立小学校の教師をしている兄の悪業を掲載しています。



シリーズ 教師に道徳的指導は行わないと私に語った校長

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/11b4e5673c18af2b8cbeb1cf3726222d

民法第877条違反の懸念が強い教師がいることを保護者に隠し、道徳的な指導を教師に行わないと言った有名私立小学校の校長の話です。
 
 

シリーズ 唯一の被爆国 日本の戦争について

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/fdaa79c8088b9c248a8b233e824576cf
唯一の被爆国である日本の戦争について様々な角度から自分の思うことを記していきたいと思います。



シリーズ 心の偏差値

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/cb3273f5b779ad947160f885015d4e38
頭デッカチ、頭がいくら良くても、本当に大切なのは心の豊かさ、その思いを綴っております。



シリーズ 音楽の素晴らしさ

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7e3b92fd45e0082610ac0f53b1c957c1
音楽の素晴らしさを私の拙い文章でどこま表現できるかわかりませんが、記していきたいと思います。



シリーズ 世界が実力を認めたピアニスト 川上敦子さん

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/ab144349ca849a6e6f7e8514a704a86e
大成功のカーネギーホールのリサイタルと同じ演奏を聴きました!
既にシリーズ掲載を完了している 伝説のピアニスト 川上敦子さん(全25話)の続編にあたります。



シリーズ 日本を思う

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/405be3999114db53c15c40c8f9074e75
私が生まれ育った日本。 この日本を思う心を綴っていきたいと思います。



シリーズ 歴史あれこれ

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/2e5b20b732b5089016301b0f7c860a53
学校の授業で教わる歴史とは違った切り口で、歴史の話を伝えていければ ‥‥ と思っています。
ランダムで古今東西の話が飛び出してくると思いますので、ご了承下さい。



シリーズ DIY 自分で作ったり修理したりする

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4234d39dbee719b1c82d8ec942361b29
下手ですが、私の趣味のDIY関係を載せていきます。(写真は自作した立水栓です)




シリーズ 遠き日の思い出

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/1fd8827372937ffcaeff5020c130d363
発掘された小学校三年生(1975年)の日記や写真を中心に子供の頃の楽しかった想い出を振り返ります。
(馬が子供の頃より大好きだった私がポニーに乗っている写真です)



シリーズ 美味しいものシリーズ

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/d50801e93535e5d591d2f926236429cf
私が巡り遭えた美味しいものを載せていきます。



一話完結・番外編・その他

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6fb93531a650944a79df8f17953f0b2f
シリーズものでない一話完結の話を掲載しております。



Facebookのダイジェスト

http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/b3416c4cddea8f8ef7dd0788fcd1aa47
私がFacebookで掲載している記事をダイジェストで載せています。




--- フォトチャンネル ---


様々な写真集を掲載したフォトチャンネルへの入口のURLとなります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c9ced1117c86eb51aea4177123b57118




--- 既に掲載完了済み ---



伝説のピアニスト 川上敦子さん (全25話)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/425e60748dfa331bec8b445953003a7a

演奏不可能と言われたリストの超絶技巧練習曲(1837年版)を日本で初演したピアニスト
川上敦子さんのことを掲載したシリーズです。
最終話:2015年3月11日掲載  川上敦子さんから頂戴したお心




祖母の思い出 (全第14話 最終話を掲載)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/4816511909af978673200140e1fbc228

4人の祖父母の中で唯一、長い交流のあった私が32歳の時に他界した祖母の思い出を記したシリーズとなります。
最終話:2015年6月10日掲載  多くの教えと思い出をありがとう。(シリーズ最終話)




重度の介護が必要だた父の緊急入院から納骨まで (全21話)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/c203e74471097ecc448cff62eae56542

重度の介護状態で自宅介護を受けていた父が緊急入院して他界してしまった話を記したものです。
最終話:2014年11月29日掲載  認知症でも、まだ手が動かせていた頃の父が描いた絵





愛犬パークの15年の生涯 (全18話)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a8ccdc94c043ada8644af3606c3c34a5

保健所で殺処分されるところを助けられた生命。我が家に様々な想い出を残してくれた愛犬パークの15年の生涯を綴ります。
最新話:2015年11月30日掲載  母の腕の中で静かに天国へ旅立って逝ったパーク



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2016/7/12 3:00:08

誰にも遠慮なく素直な気持ちを記します。

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