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ブログ記事|マーラーの交響曲第五番(曲の終わり方はベートーヴェンの交響曲第九番にソックリ)

マーラーの交響曲第五番(曲の終わり方はベートーヴェンの交響曲第九番にソックリ)

存命中は指揮者としての評価と異なり作曲家として世の中の良い評価を得られたとは言い難かったマーラーも本人の死後、特に第二次世界大戦後は世界的な人気を博し、その評価は現在も続いています。

未完成の交響曲第10番を除くと9番までの交響曲(プラス番号のない交響曲「大地の歌」もあります)を作曲したマーラーは、間違いなく偉大な交響曲作曲家と言えます。

いずれの交響曲も長大な曲で、第1番から第9番までのマーラーの交響曲の総演奏時間は、20世紀を代表する15曲の交響曲を作曲したショスタコーヴィチの全交響曲の総演奏時間より長いほどです。

しかし、正直に言うと理屈ではなく、感覚・感性として、私はマーラーという作曲家は、あまり好きではありません。

交響曲第1番、7番、8番、9番あたりは比較的好きな曲ですが、逆に第2番、3番、6番あたりは、しょうに合わないので、まず聴くことはありません。

そのような中で、唯一、大好きな交響曲が 第5番交響曲 です。

全5楽章からなる交響曲で、弦楽器(ハープを含む)のみで演奏される第4楽章が有名ですが、魅力的な各楽章の中でも、私は特に最終楽章(5楽章)が大好きです。

マーラーが大好きだとう人に昔、質問をしたところ、いずれの曲も好きだけれども、強いて言えば 劇的な曲でない という理由で、第5番交響曲が一番、魅力を感じないと言っていましたので、逆説的にマーラーの苦手な私のような人間には、この第5番交響曲には、しっくりくるようです。


載せた写真は、遥か昔、私が中学生の時に購入したスコア(総譜)です。

このマーラーの交響曲第5番を聴いた中学生の頃から感じていたことは、この曲の終わり方が、シンフォニー(交響曲)の史上最高傑作だと言う人も多いベートーヴェンの第9交響曲の終わり方とソックリだと ‥‥‥ 。


曲(第5楽章)の最後の3小説の部分が 似ている と言っています。

とても長いマーラーの交響曲第5番の動画の最後の部分、1時間10分頃を聴いていただければ幸いです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ipte0gDlSr4

聴き比べていただきたくベートーヴェンの交響曲第9番の動画も紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=06vGPnfWHxM

こちらも長い動画の1時間12分50秒辺りから聴いていただければと思います。

両交響曲は、楽章構成がマーラーは5楽章、ベートーヴェンは4楽章と異なるものの、2つの動画を並べて曲の長さも、ほぼ同じだと気づきました。

尚、紹介する動画、特にベートーヴェンは、数多くの動画があり、せっかくならば、何らかの歴史的な付加価値のあるような映像ということで、ドイツがナチス政権下だった頃のフルトベングラー指揮のベルリン・フィルの演奏の動画の中に、ナチス幹部の宣伝相の大臣だったゲッペルス(1897年~1945年)が写っていたので、この動画をリンクで紹介しました。


勿論ですが、私がナチスの思想を肯定している訳ですが、ありません。



( 続く )




「音楽の素晴らしさ」シリーズの各掲載は下記のURLとなります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/7e3b92fd45e0082610ac0f53b1c957c1

また、音楽に関係するシリーズとして、次の2つがあり、併せて読んでいただければ幸いです。

既に連載を完了したシリーズ(全25話)
「伝説のピアニスト (日本で超絶技巧練習曲1837年版を初演したピアニスト 川上敦子 さん)
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/425e60748dfa331bec8b445953003a7a



現在、連載中の上記の続編シリーズ
「世界が実力を認めたピアニスト 川上敦子さん」
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2016/5/28 21:00:07

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