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ブログ記事|母の腕の中で静かに天国へ旅立って逝ったパーク
母の腕の中で静かに天国へ旅立って逝ったパーク
突然、自分で状態を制御できずに庭で暴れて苦しがり出したのでパークを緊急入院させたという連絡が母から入りました。
2012年8月6日。パークが15歳の誕生日を迎える約1ヶ月前のことです。
前回のBLOGで記した通り、既にパークは脚が弱っていて散歩へ行くことはしていませんでした。
その日の午後も母は自身の糖尿病の治療の意味で、いつもと同じく散歩へ出掛けました。
この日は、ご近所の方と一緒に散歩へ行くということで
母は庭から眺めるパークに「お散歩に行ってくるから待っていてね!」 と声を掛けたそうです。
これが、母が見たパークの元気な最後の姿だったそうで、母が散歩から帰ると、庭で自分自身の体制を制御出来なくて、恐怖で鳴き叫びながらうちまわって壁などの頭や身体をぶつけて苦しがっているパークがいたそうです。
急ぎ、動物病院に連絡して、先生に車で迎えにきていただき、緊急入院したのです。
その後も病状はあまり回復しませんでしたが、「病院に入院しているよりもパークの好きな自宅の方がリラックスできるかも‥‥」 という動物病院の先生の勧めもあり、5日後には自宅へ戻ってきました。
ただし、パークの病状は首が曲がってしまって立ち上がることも出来ず、食事も自力では出来ません。
排尿・排便も出来ず、「家族のケアがとても大変ですが大丈夫ですか?」 と先生に言われましたが、母も私も一年前に他界した重度の病状だった父を9年以上も介護したのだから何も心配もありません。
自宅には父の使っていた成人用お漏らしパンツや、その他の介護用品も残っていたので、それらを使って中庭をパークの療養部屋と決めて、回復を図ることにしました。
その時の写真です。
隣で猫のピエスがノンキそうに寝ていますが、本当に眠っているのではなく、パークの容態を心配して、頻繁に中庭に来ていたのです。
その後、高校時代の後輩の方が、少ない摂取量で多くの栄養を補給できる食事を紹介して下さったことなどもあり、ほんの少しずつですが、パークも元気を取り戻してきました。
8月20日。
特にパークの病状を心配することもなく、私は会社へ出社していました。
18時頃、母から電話がありました。
「パークが眠るように息をひきとった」 ‥‥と。
その日は特に具合も悪くなく、夕方、パークを母が膝枕して撫ぜてあげていると、気持ち良さそうにスヤスヤと眠りだして、気づくとパークの呼吸の心臓の鼓動が止まっていたそうです。
急ぎ、動物病院に連絡をして先生が往診に駆けつけて下さった所、既に心臓が停止して息をひきとっていたそうです。
このBLOG記事の冒頭の写真は、眠るように他界したパークの安らかな死に顔です。
全身写真です。少し痩せてしまっていたのは可哀想ですが、とても綺麗な姿でした。
翌日の火葬前の写真です。
パークより後から来て短命に終わってしまった猫のピピンとの写真です。
まだパークが4歳だった頃の相模湖畔での写真です。
先に逝った動物たちと一緒に大好きだった父の墓に一緒に入りました。
パークが他界した一年後に、パークがいた犬小屋から出てきたパークの毛です。
金髪のとても綺麗な毛をした犬でした。
15歳を目前に、最後は、とても安らかに大好きだった母の膝の上で眠るように旅立っていったパークの物語を綴ったシリーズは、今回で終了となります。
ご愛読、ありがとうございました。
( 完 )
このシリーズの前回の記事 忠犬ハチ公と全く同じ話。パークの優しい気持ち は下記のURLとなります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/b52f7da592193e3ece79fe11e522a526
このシリーズの目次は下記のURLとなります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/a8ccdc94c043ada8644af3606c3c34a5
他の連載シリーズは下記のURLとなります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/be3c444dd24dce8636b99b4433c14954
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2015/11/30 2:00:12