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ブログ記事｜浅野祥雲 中之院 軍人墓地
浅野祥雲 中之院 軍人墓地
日本を代表するコンクリート像作家 浅野祥雲（1891年-1978年）による 軍人墓地 をどうしても訪れなければ‥‥と思い、行ってきました。
何十もの軍人さんのコンクリート像がありますが、その表情はとてもリアルで、1体ごとに顔が異なります。
あまりにも 凛々しく・悲しい表情 のコンクリート像は、部隊がほぼ全滅してしまった兵士の皆さんの生前の一人一人の写真を基に、浅野祥雲が 6年もの歳月 を費やして完成させたものです。
私の拙い言葉の表現では、とても伝えきれませんが、戦争の悲惨さ や 生命の尊さ を訴えかけてくるものでした。
実際に訪れて、その あまりにもリアル な軍人さんたちに、深く合掌することしか、私には出来ませんでした。
この軍人像も終戦直後に進駐軍により 取り壊すよう命令 があったそうですが、当時の住職が生命を賭して、その破壊を拒んだそうです。
全文は下記のよう記され、戦死された兵士の方々のことや、生命を賭してコンクリート像を守った住職のことが記されています。
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この軍人像の殆んどは昭和12年（1937年）上海上陸作戦における呉淞（ウースン）の敵前上陸で戦死された名古屋第三師団歩兵第六連隊の兵士達です。
緊急の出動で名古屋場内の併映より名古屋港まで夜間13kmの徒歩行軍の後、船で野間沖に待機していた巡洋艦、駆逐艦に乗り込み、わずか廿六（16）時間で揚子江河口付近に到着後の昭和（1937年）8月13日の敵前上陸でしたが、上陸後半月足らずで殆んど全滅してしまいました。
軍人像そのものは、めいめいのご遺族が戦没者の一時金をもって写真を基に造らせ建立したものです。
昭和12年（1937）年から昭和18（1973）年のことと言います。
また、戦後進駐軍が取り壊し命令をした際、僧侶が、国のために死ぬということは、アメリカも日本も変わりない、あれを日本人の手で壊すことは出来ない、どうしても壊すというのなら、我々をこの場で銃殺した上であなた方が行なって壊せばいいだとう、と頑張った。
おかげで像は壊されずに済んだということです。
建立当時より名古屋市千住区月が丘にあったもので、東山には御縁により平成7（1995）年11月にお移しし、この地で安住いただいております。
現在もよく、ご遺族、ご縁者の方が御参りに、いらっしゃっています。
天台宗 大慈山 中之院
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尚、この軍人像（軍人墓地）は、愛知県の知多半島の南端近くにある 中之院（地図上の名前は岩窟寺）にあり、ここを訪れた何人かの方がネット上でBLOG化して載せております。
ネット検索をすれば、いくつかのBLOGがヒットし、その中には住所が記載されているものもあります。
しかし、BLOGを載せた人により、その住所も微妙に異なります。
しかも、カーナビに、それらの住所を登録して、向かっても中之院には 辿り着けません でした。
車で一時間近く付近を彷徨った末に、南知多町の町役場の産業振興課商工観光係様へ行き、中之院（岩窟寺）は岩屋寺というお寺の近くにあると聞いたことがる というヒントを頂き、辿り着くことができました。
帰りの新幹線の時刻だ迫っていて、私の場合は、諦めるかどうかのギリギリまで追い詰められてしまい、ようやく辿りついた中之院へは短時間の滞在しか出来ませんでした。
中之院の近くにある 岩屋寺の住所 は 愛知県 知多郡 南知多町 山海字間草 109番 なので、ナビで、ここへ向かい、中之院へ行くことをお勧めします。
下記のURLにフォトチャンネルにして、このBLOGに載せた以外の撮った写真や付近の地図を少し解像度の高い画像として載せてありますので、ご参照下さればと思います。
http://blog.goo.ne.jp/photo/345518
「一話完結・番外編・その他」シリーズの前回の掲載 座席を譲られた老人が握り締められた千円札 のリンクは下記のURLになります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/087ece3efabbeaa4847d1a69b56934b5
「一話完結・番外編・その他」シリーズの第1話からの各掲載のリンクは 下記のURL になります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/6fb93531a650944a79df8f17953f0b2f
このBlogの他の連載中、連載完了の各シリーズの目次へのリンクは 下記のURL になります。
http://blog.goo.ne.jp/pizzica0912/e/be3c444dd24dce8636b99b4433c14954
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2015/8/23 0:02:05