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恐怖のパンプキン爆弾 大量虐殺実行のための準備


この写真の爆弾がパンプキン爆弾です。唯一の被爆国の日本人ならば、その存在と、その意味を知っておきたいものです。

通常爆弾と焼夷弾により、アメリカ合衆国はB29爆撃機による空爆で日本の国土を壊滅状態にさせていました。



B29に搭載された膨大な量の爆弾(写真上)、木造家屋の多い日本の街を焼き尽くすために開発された焼夷弾(写真下)

原爆はこれらの爆弾とは、その形状が大きく異なります。


この写真が長崎に投下されたプルトニウム型原爆です。

通常爆弾や焼夷弾とは大きく形状が異なることをご理解いただけたでしょうか?


多くの爆弾を多量に落下させる従来の方法とは異なり、破壊力の大きな原爆を1発だけ投下して、より被害を大きくさせる ために空中で爆発させようとしたのです。

B29爆撃機も改造しなくてはならなかったと言われますし、原爆投下後に急ぎ回避行動に移らなくては、原爆の爆風によりB29爆撃機も被害を受ける危険がありました。

爆弾投下後に150度の角度に急旋回して回避行動に移るための訓練が必要でした。

パンプキン爆弾 と 長崎に投下されたプルトニウム型原爆 の形がソックリなのは、原爆投下のための練習を目的に、パンプキン爆弾が作られたからなのです。

原爆の代わりに、通常の弾薬を積んだ爆弾が パンプキン爆弾 と言われたものでした。

トルーマン大統領の指示により、アメリカ合衆国は原爆投下に先立ち、大量虐殺を確実に成功させるための訓練 として、日本の30の都市に合計50回、このパンプキン爆弾を投下しています。

練習用の爆弾とはいえ、弾薬を積んでいたので、その爆撃により、400人もの非戦闘員であった尊い日本の市民の生命 が奪われています。


(  続く  )

このシリーズ「唯一の被爆国 日本の戦争について」の前回の記事 「原爆投下が戦争終結を早めたという嘘」 は下記のURLになります。
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2015/8/9 2:36:33

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