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ブログ記事|安くキレイにが目的。
安くキレイにが目的。
ここ数日いまいち段取りが合わず、少し仕事が暇な状態です。
カラクルには代車が2台ありますが、
一般ユーザーを対象に仕事をしようと思うと少し代車が足りません。
お客様に代車待ちで時間をとらせないよう、今週末にはもう一台代車をふやします。
これで少しはスムーズに仕事がまわるかも!
話は変わり、私達板金職人のなかには異常なまでに鉄板の修復にこだわり、いつまでも鉄板を叩き続ける人がいますが、自分はそんな修理方法に少し反対です。
もちろんパテは薄いにこしたことはないので、凹んだ鉄板は限りなく元に戻したほうがいいことに違いはありません。
ただ、今のお客様が修理に求めているものは、品質だけではなく安さです。
昔は板金修理は高いのが当たり前で、キレイでしっかり直せばよかったのです。
しかし今は安くてキレイで長持ちする。
とにかくお客様にとって値段、品質共にすべて良いものでなければなりません。
板金修理で1番費用のかかるところは人件費。
自分がいかに腕が良くても、それに酔って無駄な時間をかけてはなりません。
時間をかけるほど修理費用は高くなってしまうので、いつまでも鉄板を叩いている場合ではないんです。
まあ、これはごく一部の例えであって、決して鉄板の修復はどうでもいいと思っているわけではないので、同業者の方が見ていらしたら誤解しないでくださいね!
高性能の材料で、より品質の高い仕事をより早く終わらせることで、お客様に安くて品質の良い修理を提供したいとおもっているだけです。
自分の祖父は大工でしたが、昔はノコギリをひいたりカンナをかけるのに最低5年はかかると言われていました。
今では電気ノコギリや電気カンナで瞬時に作業が終わる。職人が習得すべき技術の中身が今と昔では全然違います。
私達職人は時代に合わせて日々いろんな進化をしなければなりません。
どんな仕事でも共通して言えますよね。
2015/7/8 0:13:01