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高級品ビジネスの現状

買い物には2種類あります。下見と実際に購入する場合です。
お店にとっては、購入してくれるお客様の方が嬉しいでしょうが、
大事なのは、下見のお客様です。
下見のお客様の接客に失敗すれば二度と来店されません。
うまく接客し2度・3度の来店を促しましょう。

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それでは、今回もよろしくお願いします。
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高ければ高級品か

 安売りビジネスと同時に、高級品ビジネスも活発です。
ところが、メーカーや流通サイドで考えているターゲットは
お金持ちです。もちろんお金持ちと言っても何十億も持っている
お金持ちでなく、少し収入の多い、いわゆる小金持ちです。
その為、高級感を出すことだけを考えています。

 しかし、以前にもお話しましたが、消費の二極化(個人内で)が
顕著です。本当の購入者は普通の所得層です。
こだわりのある特定の商品だけ、高級品と言われるジャンルの商品を
購入するのです。

 ブランド品の本場である、ヨーロッパでは常に競争にさらされているため
品質向上やサービス向上には真剣に取り組んでいます。
ところが、日本では、確立されたブランドとして入ってくるため
ブランド力に頼りすぎる傾向にあります。


高級品を扱う店員の質は

 また、なにを勘違いしているのか、一流品を扱っている為
自分も一流だという態度の店員がいます。
一流品を扱っている以上、サービスも一流でなければなります。
お客様は、一流の店の雰囲気やサービスを期待している面もあります。
たしかに、お店のインテリアなどは、本場のメーカーなどの指導も
ある為か、素晴らしいのですが、店員の質は必ずしも一流とは言えません。

 この勘違いはどこから来るのでしょうか。
前記したように、メーカーや流通サイドがお客様と考えているのは
小金持ちです。
高級感さえ出せば売れる。ブランド力さえあれば売れる。
という甘い考えから来ていると思われます。

 ところが、実際の購買者は、所得層は中流ですが、こだわりが強く、
品質や性能には非常にシビアな人たちなのです。
品質や性能を求めた結果、高級品・一流品を購入することに
なったのです。


一流品を扱うなら、一流の店員を目指せ

 この手のお客様は、はっきりいって、並みの店員より知識があります。
他のブランド品との違いまで、全て知っています。
そんなお客様を相手にしているという事を自覚すべきです。
ブランド力に頼り、展示しているだけで売れる。
ごちゃごちゃいう客は、相手にする必要はない。
という態度では、決してお客様はついてきません。

 高ければ、高級品・一流品ではありません。
高い品質や性能を求めた結果、高額になり、その品質や性能が
認められて、高級品・一流品になったのです。
商品が一流であるなら、サービスも一流であってほしいものです。
また、お客様もそれを求めています。


一流品を扱っていれば
一流の店員ではありません。
一流品を扱えるように
知識とサービスも一流に
なる努力が必要です。

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2015/5/23 23:58:50

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